- ●産後、髪の抜け毛が気になる
- ●産後、髪のハリやコシが気になる
そんなあなたに、お伝えしたいことがあります。
実は、「産後の抜け毛はストレス発散」で対処するといいんです。
育児中のあなた、これから出産を経験するあなた、このまま続けて読んでみてください。
産後の抜け毛は女性ホルモンの一つ、エストロゲンの減少に原因がある。
産後というのは、様々なところに変化がみられるものです。
大事な赤ちゃんが生まれたことでライフスタイルが変わってくるのですが、もちろん、身体にも変化が現れます。身体だと髪の毛が抜けやすくなる方が多いようですね。
お笑い芸人のくわばたりえさんもその一人のようで、自身のYouTubeチャンネルに産後の抜け毛について話す動画をアップされています。気になる方はご覧になってみてください。
では、何故、髪の毛が抜けやすくなるのでしょうか?
それは、女性ホルモンの減少にあります。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、髪の毛の成長を促して成長期間を維持させる働きがあります。妊娠中は胎盤からエストロゲンが豊富に分泌されるので、抜け毛も少なく生き生きとした髪質を保つことができるのですが・・・。
出産とともに胎盤が排出されると、エストロゲンの分泌量は一気に減少し、妊娠前の状態に戻っていきます。すると、それまでは豊富なエストロゲンのおかげで抜けないまま頭皮に生えていた髪の毛がまとめて抜けてしまうのです。
これがいわゆる、産後の抜け毛です。
このエストロゲンの影響は、出産後すぐの話ではなくて、数か月~半年経った頃に出てくるので、ビックリされる方もいらっしゃるでしょう。
産後の抜け毛はしばらくすれば自然と元に戻ってくるものですが、中には抜け始めてから1年ほど続く方もいらっしゃるようで、心配になる方も多いようです。
ストレスを貯めないようにすることは産後の抜け毛対策となる
産後の抜け毛はエストロゲンの影響によるもので、いずれは落ち着くものだとしても、何か対策ができないのでしょうか?
こんなアンケート結果を公開されているところがありましたので、ご紹介させていただきます。
産後の抜け毛対策ってありますか?母乳との関係は?産婦人科医140人に聞きました
「産後、髪の毛が薄くなった気がする」
「お風呂で髪を洗うとごっそり髪が抜ける」
など、産後の抜け毛に悩むママさんは結構いらっしゃるようです。
髪の毛がごっそり抜けてしまうと、このまま薄毛になってしまうのではないかと不安になりますよね。
そこで今回は、産婦人科医140人にアンケート調査を実施。
産後の抜け毛に有効な対策はないのか、また薄毛は時が経てば治るのかを聞いてみました!※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https://medpeer.jp/)にて、2017年11月22日〜11月29日にかけて行われ、産婦人科医145名から回答を頂きました。
産後の抜け毛に有効な対策とは?
まずは、産後の抜け毛を軽くするような対策はあるのか聞いてみました。
(後略)
このアンケート結果によると、産後の抜け毛に対する最も有効な対策として半数以上の方が答えたのは、「産後に抜け毛に有効な対策はない」。やっぱり、産後の抜け毛対策としてできることはないのか・・・と思うのは、まだ早いです。
この結果をよく見ると、約3割の方は「ストレス発散」と答えているではないですか。
産後、本格的に育児が始まると、慣れない赤ちゃんのお世話や、家事との両立でストレスを感じやすくなってしまいます。こういった状況では、エストロゲンの影響だけでなく、ストレスによって抜け毛に拍車をかけてしまう可能性も考えられます。
ですので、少しでも「ストレス発散」をして、ストレスを貯めないようにすることは産後の抜け毛対策として大切だと言えるのでは。
産後、ストレス発散をする上で気をつけてほしい4つのこと
産後の抜け毛対策として、ストレス発散をする。
実際にどんなストレス発散をしたら良いのか気になるかと思いますが、それはここでは紹介しないことにします。というのも、人によってストレス発散法が違うからです。
ですが、産後、ストレス発散する上で気をつけてほしい4つのことがあるので、これからご紹介させていただきます。
- 激しい運動は控える
- 食べ過ぎないようにする
- お酒は最小限にする
- マッサージや整体は身体が回復してからにする
それぞれ順に説明していきますね。
1. 激しい運動は控える
運動がストレス発散になるというアクティブなあなた、産後すぐに運動を始めるのはちょっと待ってください。
妊娠中は動かないでいることが多く筋肉が落ちてしまっているので、妊娠前と同じ感覚で産後いきなり運動を始めるとケガをする恐れがあります。
また、産後の骨盤は歪んだり広がったりしているのが普通なので、そんな状況で運動することは身体にとって負担になります。
ですので、産後は軽い運動から徐々に始めるようにして、無理をし過ぎないようにしましょう。
2. 食べ過ぎないようにする
産後、昼夜問わず赤ちゃんのお世話をすることは、思いのほかエネルギーを消費することになります。なんと、母乳を作るにもエネルギーを消費するそうです。
このように産後の身体はエネルギーが必要な時期なので、たくさん食べても太らないという幸せな時でもあるのですが・・・。たくさん食べることが癖になってしまうと、授乳後も食欲が止まらず、体重が増えてしまう可能性があります。
なので、食べるのがストレス発散になる方も、食べ過ぎには気をつけてくださいね。
3. お酒は最小限にする
お酒に含まれるアルコールは母乳の分泌を促すオキシトシンを抑制すると言われています。つまりアルコールの摂取によって母乳量が抑えられ、赤ちゃんに十分な栄養が与えられなくなる可能性があるのです。
また、アメリカ小児科学会が発表した「母乳と母乳育児に関する方針宣言」ではアルコール飲料の摂取は最小限に抑え、体重1kgにつきアルコール0.5gを超えない範囲で時折摂取する程度にとどめるべきとされています。これを日本人の成人女性の平均体重50kgで考えると、ビール1本(350mL)程度のアルコール量になりますね。
どんなにお酒が好きなあなたも、授乳中はお酒の飲み過ぎに注意して、飲むとしてもビール1本程度にする方が良さそうです。授乳をする際は、お酒を飲んでから2時間ぐらい間隔を空けてからにしましょう。
4. マッサージや整体は身体が回復してからにする
育児疲れで身体を癒しにマッサージや整体へ行きたいあなたは、ちょっとだけ我慢です。産後すぐは身体がデリケートな時期ですし、帝王切開の場合はお腹を切っていますので、まずは身体の回復が先です。
産後数か月くらい経って、身体も心も落ち着いてきた頃からにしましょう。
以上の4つが産後、ストレス発散する上で気を付けてほしいことになります。心配な方はお医者さんに相談のうえ、始めてみてください。
本日のまとめ
今回は「産後の抜け毛とストレス発散」に注目してご紹介してきました。
産後の抜け毛はエストロゲンの関係で仕方ない部分はあるかもしれませんが・・・。育児や家事のストレスなどでさらに抜け毛を増やさないよう、ストレスを貯めないことも大切です。
ご自身に合ったストレス発散で息抜きしてみてください。くれぐれも無理はされないように。
産後しばらく経っても抜け毛がおさまらないあなた、もとから薄毛でお悩みのあなたは他に原因があるのかもしれません。
それなら、クリニックや整骨院などでケアを始めてみてはどうですか。例えば、鍼でツボを刺激することで薄毛を予防、改善してくれるところもあります。
諦める前に、一歩踏み出してみてください。